2012年03月13日
何処の業界でも同じような事が起きているのか?わかりませんが、あえて自社のお恥ずかしい話をいたします。
当社を退職した元社員が、数年前から当社のユーザー様にトウサイより価格を下げるので、ご面倒を見させてくれないかと営業をかけ、わずかな件数ではありますが契約に至った事実がございます。
法的には「不正競争防止法違反」に触れる可能性が非常に高く、 また、そのユーザー様にバージョンUPとして収められたソフトがもし当社から持ち出されたソフトであれば窃盗にも値すると聞いています。
しかし、私は法的にどうのこうのではなく、あくまでユーザー様の判断であるならば、甘んじて結果を受けるのが自由市場の原理だと思っています。
当社のしてきたことが、それ以上破格値でできるとしたら、当社の今までの作業はなんだったのか? 問い詰めなければならないと考えていた矢先、その必要もなく、相手の会社はわずか2年足らずで破綻しました。
ユーザー様のご判断とは言え、リース料だけが引き落とされ、サポート先は既に破綻、当社も全くの無償で何処までお手伝いできるか? できる限りの事はするつもりではおりますが、正直今でも悩んでいるところです。
前々回の「業者選択」でも書きましたが、業者を見抜く努力(実際にその会社に行ってみる)が有効だと思うのです。