社長ブログ

私は事務機販売に携わって20数年が経ちます。
前回の投稿で同業者のすさんだ営業方法を少しお話しました。

他業界でも悪徳業法まで行かなくとも、ユーザー様及び健全な営業を行っている同業者に迷惑がかかるような業者が多少なりともいるのではないかと思います。　今回、もう少し事務機業界の不健全な営業について話してみようと思います。　

ビジネスホンの販売で悪徳極まりない会社が以前出回りました。　電話回線にデジタル方式が導入された時期です。　
「電話回線がデジタル形式になるのでデジタル対応の機器に入れ替えないと現在のビジネスホンでは使用できなくなります」　との話を言葉巧みに営業をかけるのです。

実際にこのようなだましトークで荒稼ぎをし、上場までした会社があるのです。
私は、今でも非常に腹立たしく思っています！！　社名が悪名高くなると、子会社化し、社名変更までするありさまです。

しかし、こんな馬鹿げた販売方法がいつまでも続くわけがありません。被害にあったユーザー様はリース会社にクレームを入れます。　その後リース会社はビシネスホンの販売に関してはほとんど受け付けないか、厳しいチェックをかけるように対処しました。
私から言わせれば、そんな販売会社は確信犯ですので、完全に取引停止して、一切リース販売ができなくすれば良いと思っています。
厳しいチェックのなか、さすがにいい加減な販売はできなくなり、売上は激減、株価は急落、吸収合併される会社まで出たくらいです。
逆に言えば、こんな悪徳商法で上場を維持してたと言う事が信じられませんね。

真面目に販売している代理店は迷惑しています。　リース手続きが複雑になったり、審査が通りずらくなったりです。　リース会社も過去のクレーム数を見ればどこの代理店がいい加減かわかるはずですが、一律同じ扱いです。

なんだか私の愚痴を聞いて頂いているような状況になってきましたが、本当に同業者ながら腹立たしいわ、情けないやらです。
販売店の規模や知名度ばかりを気にして安心せず、サポート内容や担当者が信用できる人間かを見抜く事も重要かと思うのです。　

ネット詐欺やら振り込め詐欺等々もそうですが、世知辛い中十分にお気をつけください。
お付き合いは「継続は力なり」　で努力して参ります。