社長ブログ

明けましておめでとうございます。

2012年01月04日

明けましておめでとうございます。

今年は・・、今年こそは・・・、と、新年冒頭に当り意気込んだ目標を掲げる事がありますが、ここ数年私はあえてしない事にしています。
するべき時期ではないと自分なりに判断しているからです。

経営職の立場のほとんどの人は常に売上UP、事業拡大等々が頭から離れず、前進、前進と思いがちではないでしょうか・・?
押してもだめなら引いてみる・・もしくは階段にも踊り場があるように、その間は世の中の空気を思いっきり読んで現状を把握する、自社の手薄な面を洗い出し改善する等々の期間であると考えます。
何が起きても想定内と言えるようにするために・・・。

単純に営業マンを増やせば売上げが上がる時代は既に過ぎ去ったと思います。
前進、攻めの事業展開、攻めの設備投資ありきでは利益が上がる時世ではありません。
これからは針の穴でも突破口にできなければ成長、現状維持すらできない時世ではないでしょうか。
しかしまずは針の穴を探さなければなりません。

景気がまだそこそこの時に「システム導入しても仕事は増えないからな・・その分営業マンを増やした方がいい・・」、「システムは製品を作らんだろう、機械を導入した方がいい・・」と言われた事がありました。 現場別管理、生産工程、原価管理、在庫の把握等々、手薄な面をクリアした上でのそのような判断に至るには一理あると思いますが、根拠となる管理結果なしで過剰投資をし、結果フル稼働せぬ高額な機械等を抱える、または採算が取れているか分らぬ人件費は大変な負担です。

針の穴を探すのに一番重要なのは経営職の直感だと私は思っていますがそれを手助けするのが現状を的確に数字化するシステム管理だと考えています。正しい直感を生み出す根拠です。 先の状況を読むには極めて難しい時こそ単に社全体で儲かっている、儲かっていない、だけの判断ではかじ取りは難しいと感じます。 
今こそ形式的な目標にとらわれず、シビアな自社精査をする時期ではないでしょうか?

このようなお話を私の立場でさせていただき大変恐縮ではございますが、中小零細企業さんの健全な経営ありきで当社も成り立つわけなのです。

当社も微力ながらお手伝いをさせていただき共にしぶとく継続は力なりで行きたいと思っています。
今年もよろしくお願い申し上げます。

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