2012年09月21日 スタッフブログ 開発
先日は、タコ・イカ加工卸業(大手スーパーなどにも卸している)のお客様へ
(なぜか、最近、海産物関連が続きましたが)ご依頼いただいておりました
システムの追加仕様の、納品及び、ご説明にお伺いしました。
納品、ご説明は無事終了。
やはり、ちょっと、お話をさせていただいたのですが、
このお客様の商品マスタに、「モーリタニア産タコ」というのが
頻繁に登場します。
いつも私は、モーリタニア?国の名前?という感じでしたが、
私が先日見た、とあるテレビのドキュメンタリーで、
西アフリカのモーリタニアでは、日本企業の援助等により、
港湾が整備され、日本向けのマダコ漁が行われるようになり、
現地ではタコを食べる習慣が無いため、もっぱら日本に向けて
輸出されている。
また、日本で消費されるタコの7割はアフリカ産で、
5割はモーリタニア産だということ。
というのを見ましたと、話をしたところ、、、
ご担当者様より、
「確かにそうなんですよ。さらに最近、欧州経済が不調のため、
欧州向けのタコが余っているという理由と、最近は豊漁ということもあり、
かなり値下げしているんですよ」とのこと。
さらに、
「現地のタコ漁は、隣国のセネガルから労働者が出稼ぎに
モーリタニアまで来て、数ヶ月の間、元締め業者の下、
海岸で木の棒を4本を立てて、布切れ1枚の屋根のような家に住み、
劣悪な環境の下、小さなカヌーのような船でひたすらタコツボを仕掛け、
漁をしている労働者が多いそうです。
中には泳げず、溺死する人や、ひどい日焼けで負傷するもの、
熱中症で倒れる者もザラにいるらしい」
とのこと。
やはり、途上国となると、貧富の差も激しく、そのような環境でも
仕事をしないと暮らしていけないということらしいです。
普段なんとなく、鮮魚コーナーでタコを買っておりましたが、
はるばるアフリカから、さらには、労働者のそんな苦労話のもとに
食べているんだなと考えると、ちょっと、今までとは違う感覚になりました。
まあ、タコに限った話ではなく、他の食品にもいろいろな話があるんでしょうが、、、