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新規のお客様向けに構築したシステムのテスト稼働がいよいよ始まります。今回のお客様は金属加工業の企業です。以前から製造業向けの生産管理システムを運用していましたが、サポート切れを機に弊社に乗り換えていただくことになりました。
 
去年の3月から業務や現行システムのヒアリングを重ね、構築したシステムのフローは以下のようなものとなりました。現行システムの仕様を踏襲すべき点や改善すべき点を確認し、必要な機能を実装しております。
 
1. 得意先から製品の製造を受注
2. 製品の製造数量と納期より使用材料の在庫数の推移をシミュレート
3. 不足する使用材料を発注
4. 入荷した使用材料を受入
5. マスターに登録されている1日の製造可能数量と受注数量をもとに生産指示を作成
6. 製造品の製造実績を登録、製造品・使用材料の在庫数を計算
7. 外注先に製品の加工を依頼
8. 外注先から加工製品を受入
9. 受注生産品や在庫品の在庫数を引き落として出荷
 
今回のシステムは「リアルタイムでの在庫数計算」や「発注判断や生産計画のための在庫シミュレーション」など難易度の高い要望を含むものでしたが、何とかお客様のご意向を理解して構築することができたと思います。
 
現行システムからのマスターデータ移行やスタート時の在庫数の登録など、テスト稼働・本稼働に向けた準備についても段取りを決め、あとは実行するのみです。お客様の新システム運用が軌道に乗るまでしっかりサポートしていきたいと思います。