2023年11月21日 スタッフブログ 営業
前回ブログの同じお客様のお話ですが、在庫管理についても、
システム化する、しないのご判断がしっかりされておりました。
例えば、プレス端子を製造する場合、母材といわれる巨大なロール状の金属を
受注製品に合わせた幅に、カットします。
カットした幅の小さいロールをプレス機にかけ、端子を作成します。
場合によっては、これのメッキ作業を外注に依頼します。
全てが受注生産なので、製品在庫についてはあまり意識する必要がなく、
受注番号毎に全て完成品が管理されています。
母材からカットされた資材についても使用される受注番号が紐づけされるので、
問題はありません。
問題は母材の在庫管理です。
カット前の状態は良いのですが、カット後の残量をどう管理するか?
また、カットする前に、どの幅で何種類カットすれば、無駄なく母材を使用できるのかの
シミュレーションを行う必要もあります。
この点についてもご担当者は、母材カット後の在庫管理及び、カット前のシミュレーションは
人の判断ありきでないとできないため、システムでの仕様の対象外するということでした。
この辺の考え方も、システム化のメリットデメリットをしっかりご理解されております。
引続き、受注に向けて、フォローしていきます。