2022年07月27日 スタッフブログ 平川 開発
現役の火星探査機マーズ・エクスプレスが19年ぶりにソフトウェアアップデートを実施
Windows Updateで惑星探査機のOSを更新?
アップデートが失敗したりしないのか?
当時のハードウエア環境で新しいOSが動くのか?
なんて色々心配になりましたが、よく読んだら「当時Windows98環境で開発された
探査機のソフトウェアをこの度アップデートした」とのことでした。
地球と探査機との電波通信で、探査機から画像を送ったり地球からリモート操作で
コマンドを実行したりできるので、ソフトウェアの更新も可能なのでしょうね。
スケールの差はあまりにも違いますが、実は我々の普段の業務に近いことを
やっているのでは、という印象です。
調べてみると、宇宙空間では電波がどこまでも進むとのことで、2012年に太陽系を
抜けたボイジャー1号との通信が未だに可能らしいですね。地球からの距離は約200億キロ、
交信するのに片道20時間かかるそうです。
火星の場合は片道3分かかるそうですが、失敗したら現地に行って再起動ボタンを押す
というわけにも行かないので、ソフトウェアを更新する際の緊張感は半端ではないですよね。
その点、我々の環境では何億キロ離れているとか気にしないで済むので安心です(笑)。
スケールは違いますが、我々は我々でお客様のソフトウェアアップデートを頑張ります!