2022年06月29日 スタッフブログ 平川 開発
現在、お客様から頂いたあるご要望について対応しています。
ご要望は、長年PCできる蔵をご使用いただいている茨城の製造業のお客様が、
子会社化した群馬のとある企業に本社と同じシステムを導入するというものです。
群馬営業所からVPN経由で茨城本社のサーバーに接続してシステムを使用する予定なのですが、
運用を開始するにあたり、本社と同じデータベースを使用するか、独立したデータベースを
用意するかのプラン案が出ました。それぞれ以下のようなメリット・デメリットがあります。
<プラン①>
本社と同じデータベースを使用し、本社・営業所でデータを共有する
・請求一覧表等の本社・営業所の合算を、システムの改修なしで参照できる
・本社と営業所とで取引先・取扱品が全く異なり、お互いに関係のないデータの
存在を気にして運用しなければならない
<プラン②>
本社と営業所のデータベースを分け、それぞれ独立して運用する
・お互いの影響を考慮することなく運用できる
・請求一覧表等の本社・営業所の合算の仕組みを新しく実装する必要がある
検討していただいた結果、プラン②を採用することになりました。
まずは営業所用に環境を用意し、現在はテスト運用を行って頂いております。
テストが完了したら本番運用開始の準備を行いますが、本社の状況を気にする
必要がないのは準備する側としても非常に楽です。
現在は並行して、異なるデータベース間での集計機能の実装を行っております。
今まであまり対応した事例がなかった機能ですが、Accessの「パススルークエリ」を
使用することで、これまでと同様のロジックで異なるデータベースを対象に集計処理を
実行するという対応ができそうです。
群馬営業所の運用開始に向けて準備が整ってきました。
いつものことながら、ご協力いただきましたお客様に感謝です。
あともう少しです。