スタッフブログ

ネットワーク障害に備えましょう!

2018年05月25日 スタッフブログ 清水 開発 

 

こんにちは、清水(和)です。

先日、お客様から業務管理システムでエラーが出て使えないとのお問合せがありました。
結局原因は社内ネットワーク機器の故障でした。

OSやセキュリティソフト上の設定の問題であれば、お電話でお問合せいただいてお答えすることが可能です。
ですが、ネットワーク上の機器的な障害が原因となりますと対処の仕様がなくなってしまいます。
そこで、お客様で事前にこれを準備してあると復旧がスムーズになる(もしくは解決)かもしれないことを挙げてみたいと思います。

ネットワークはライフラインです

ネットワークが遮断されると業務管理システムも止まってしまいます。
また、ネットワーク障害は考えられる原因が多岐にわたるので、原因特定までに時間が掛かる場合が多いです。
お取引先様からの問合せもお待たせすることになり、解決するまでは大変ストレスが溜まる状況です。

事前の備えが大事です

機器の故障自体を完全に防ぐことはできません。
本格的な対処はネットワークの施工会社のサポートを待つしか無いのですが、
それでもいくつかの機材を用意しておくことで、ユーザ様ご自身である程度の障害は復旧は可能です。
障害発生時にいかに早く復旧するか。- そのための備えが大切なんです。

具体的に準備するものは?

①障害原因切り分け用の代替機材を用意する

  • 機器が原因の場合、たいていはPCやルータの再起動で復旧することが多いです。
  • その他、単純に機器の電源落ちやケーブル抜け等が原因のこともあります。
  • これらに問題が無ければ機器の不良が疑われます。
  • 目視で判らないことが多く、交換してみて復旧したらそれが原因だったと判断します。
  • ですので最低限下記の交換用機材があると安心です。
a)スイッチングハブ
  • これの故障が原因のケースに何度か遭遇したことがあります。
  • 家電量販店で販売しているコンシューマー製品の場合、耐用年数が約2~3年で設定されているようです。
  • ちょっと高価ですけれど、一般的には金属筐体のものが耐久性は高いです。
  • せっかく交換するのであれば信頼性の高いものが良いと思います。
  • さらに高性能なループ検知機能付きのタイプも最近では安価に出ているようです。
b)LANケーブル
  • ケーブルの断線、接触不良が原因の可能性を判断するのに必要です。
  • 長短それぞれの長さのものを複数本そろえておきましょう。

②ネットワーク配線図の管理

  • 専任業者にネットワーク環境を管理委託しているならその連絡先が分かるようにしておきましょう。
  • また、ネットワーク配線図があるなら受け取っておきましょう。
  • ご自身でネットワーク環境を管理されているのであれば、機器同士の接続状況が分かる配線図を作っておきましょう。
  • 実物のLANケーブル・機器には、ネットワーク配線図とを照らし合わせるためのネームタグを付けておきましょう。
  • 線の識別ができないと、床下配線等の場合どの機器同士が結線されているか分からず途方にくれることになります。
  • また、機材とケーブルの配線状況を写真で保存しておくとさらに良いと思います。

③その他

  • プロバイダ契約時の各種設定書類もすぐに見つけられるように準備しておきましょう。
  • これらは電話で問い合わせても回答してもらえない場合がほとんどです。(紛失時は申請後に郵送で送られる)
  • 設定をやり直さなければならないとき、これが無いと先に進めません。

以上、参考になさってみてください。