2021年04月30日 スタッフブログ 平川 開発
去年7月に「Wake On LANで遠隔地のPCを起動」という記事を掲載したのですが、
その設定で思わぬ落とし穴がありましたのでご紹介したいと思います。
発端は「昨日までは東京店舗のPCが起動できていたのに、今日になって
できなくなった」とのお客様からのお問合せでした。
図の通り、VPN環境で横浜事務所から(C)のルーターにログインし、
そこからWake On LANのコマンドを実行して東京店舗のPCを起動するという
設定だったのですが、そのログインができなくなったとのことでした。
確認してみると、去年の6月にWake On LAN用に登録して使い続けてきた
アカウントでのログインができなくなっています。ルーターの設定を
見てもそのアカウントは存在していません。
メーカーに問い合せてみると、セーブコマンドを実行していない設定は
ルーターが再起動すると無効になるとのことでした。お客様に確認して
みると前日に停電があったそうで、これにより約10ヶ月間使い続けた
設定が無くなってしまったようです。
原因はわかりましたので無効になったアカウントを再度登録して解決です。
今度はしっかりセーブコマンドを実行しました。横浜事務所からの起動も
以前のようにできています。
しかし、コマンドを扱う人にとってはこの仕様は常識なんですかね。
10ヶ月間使えていたのにセーブしていないからダメになるなんて。
いまいち釈然としませんが、教訓にするしかありませんね。