2020年06月06日 スタッフブログ 開発 関戸
先週からWindows10 のメジャーアップデート「Windows 10 2004 May 2020 Update」の配信が開始されました。これにともなった問い合わせが弊社にも何件か寄せられています。
そこで、問い合わせ内容の傾向や対策などについてまとめてみます。
Windows10 では、通常のアップデートとは別に、毎年春と秋に大きなアップデートが行われています。
この大きなアップデートは一般的にはメジャーアップデートと呼ばれています。
このメジャーアップデートには、セキュリティパッチの他にも新機能などが含まれる傾向にあります。
メジャーアップデートは、Windows10のバージョンとなりますので、
「設定」-「システム」-「バージョン情報」
から確認する事ができます。
バージョンは左2桁が西暦、右2桁が月を表していますので、春のメジャーアップデートは右が「04」、秋のアップデートは「09」となる傾向があります。
今回は「2004」ですので、2020年春のメジャーアップデートということななります。
今回のWindowsアップデートに関連する問い合わせ内容は、分類すると下記のような傾向となります。
このような問い合わせが何件かありましたが、多くの場合、このアップデートを適用中だった事が原因のようでした。
メジャーアップデートの場合、ダウンロード・インストールにかなりの時間を要します。
今回のアップデートでも3時間以上を要するようでした。
自動更新になっている場合、ユーザーが意図しなくてもバックグラウンドで自動的に更新が適用されますので、この間はパソコンが重くなったり遅くなったりすることがあります。
このような場合は更新が終わるまで待って頂くしかありません。
PCできる蔵を利用されているお客様の中に、一部の帳票が印刷できないという問い合わせを頂いたケースがありました。
こちらの場合、PCできる蔵を古くからご利用されているお客様で、旧バージョンでのプログラム記述方法がアップデートによって認識できなくなってしまっていた事が原因でした。
こちらはプログラムの修正が必要にはなりますが、原因は特定できておりますので、ご連絡頂ければ対応させて頂きます。
その他にも、Bluetoothのペアリングに問題が発生したり、音声が出なくなったりする症状もあるようです。
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1255407.html
Windowsのメジャーアップデートでは、配信後に不具合が発覚し、それに対応するアップデートが数日後に配信されるというパターンが通例化しています。
ですので、WindowsUpdateの適用は7日程度停止させ、安定したものを適用する方がいいかもしれません。