2019年06月25日 スタッフブログ 平川 開発
平川です。
以前このブログで紹介しました有給休暇管理システムのデータを
検証する機会が最近あったのですが、データをこのようにして眺めると、
「有休管理って本当に大変なんだなあ」といつも思ってしまいます。
下の表は毎月作成されるデータのうち、基準日(有休付与日)に処理された
内容を抽出したものです。これだけでもたくさんの情報が詰まっていて、
いかに毎月の集計業務が大変かがわかります。
システムでの自動化は人間が手動で行っている作業を1つずつ実装することで
実現しますが、その手動作業の繁雑さと件数が物凄いです。
以下がその手動作業なのですが…
1.基準日を迎える社員と基準日を迎えない社員を選別
2.基準日を迎えない社員は、今月の有休取得日数をカウントして
有休残数から差し引き、結果として繰越分・本年分が何日分残るかを計算。
3.基準日を迎える社員は、過去1年の勤務実績から週平均時間と年間勤務日数を
算出し、勤続年数に応じた有休付与日数を決定。
4.さらに、先月までの繰越分から当月有休取得日数を差し引いたものを消滅数として計算。
※消滅数をオーバーする場合は繰越分または本年分から差し引き
5.さらに、先月までの本年分を繰越分に、当月発生分を本年分としてカウント。
この作業を毎月3000人分行わなければならないわけですから、システム化は必須ですよね。