ロット別在庫管理の引当てタイミング
2019年01月30日 スタッフブログ 清水正 開発
こんにちは
「ロット別在庫管理の引当てタイミング」これがなかなか難しいのです。
製造業でロット別在庫の引当てを考えてみます。
1.先入れ先出し法で、自動的にロット別在庫の引当てを行う。
⇒ 在庫で取り扱う品物によっては、パレット積みされていたりしてロットを指定して出荷するのが
困難な場合があります。
2.受注時など製造工程に入る前に在庫の引当てを行う。
⇒ 製造工程で実際に使用するロットが異なる場合は、一度引当てたロットを取消して再度、今回
使用したロットの在庫を引当てる必要があります。
⇒ 既に引当てられている注文より優先する注文が入った場合は、引き当て済みのロットを取消して
今回の注文分のロットを引当てる必要があります。さらに、取消した分のロットを別途引当てる
必要もあります。
※ 受注時点で在庫を引当てる事によって、在庫の引当て有効数が把握できて在庫管理を効率的に行え
より正確な納期回答や在庫不足による機会損失を防ぐことなどが期待できます。
メリットとデメリットの双方がありますが、次のような提案をしてみました。
「受注時は在庫数量の引当てのみを行い、製造工程に入った時点でロットの引当てを行う。」
一例に過ぎませんが、お客様によって在庫管理単位(ロット別)や引当てタイミングが異なります。
システムの導入がお客様のお役に立てるよう、実際の運用を考慮した最適なシステムのご提案を
心掛けております。
是非トウサイにご相談ください!
トウサイの「PCできる蔵」を宜しくお願い致します。