社長ブログ

優柔不断と決断力とコンサルティング

2011年11月02日

決断をするまでに時間がかかる場合があります。大変失礼な話かもしれませんが、当社の商談ユーザー様にも良くある事です。この方を一概に優柔不断と言って良いのでしょうか?単に決断までの時間が長い人が優柔不断で、短い人は決断力がある、と言う事なのか?私はそれだけの違いではないと思うのです。何に時間がかかっているかが問題だと思うのです。決断するに足りる十分な材料(メリット、デメリット等)を十分に洗い出す事に時間をかけるのは優柔不断ではなく慎重であり、十分に判断材料が揃っているのに迷い、そこから決断するまでの時間が長い人は優柔不断ではないでしょうか・・・。

また、判断材料を洗い出す事をせずに少ない材料だけでどうするか?どうすれば良いのか?を迷い続けている場合も同様だと思います。材料が少な過ぎて迷うのは当然です。ベストは慎重でかつ決断力がある。と言うことではないでしょうか。慎重にあらゆる方向から判断材料を洗い出し、出し切ったならば決断をする、と言う事です。

しかし、専門外の事ですと必ずしも自分だけで材料を出し揃えるのは難しい場合があります。例えばシステム導入の判断に置き換えますと、こんなことができるのか?費用対効果は?デメリットはあるのか?等の詳細はやはり専門業者に聞かなくてはなりません。 一方我々専門業者は的確な決断が直ぐできるようにデメリットも含め、正直に判断材料をすべて提示しなくてはいけない仕事だと自覚しなければなりません。要するに勧める側の都合だけの材料を出すのではなく、判断に必要と思われるすべての材料を提示する事が決断に繋がるはずなのです。この正直な判断材料提示作業がコンサルティングと言う事なのでしょう。当社もシステムコンサルティングがしっかりできる会社でありたいと努力をしていく所存です。

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