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新システムを導入する時に検討すべき項目の１つに、既存システムの売上データ等の参照方法を検討するというのがあります。

既存システムの売上データ等がまったく必要ないというのであれば問題ありませんが、実際には必要になる場合の方が多いです。

１年前に同じ商品をいくらで売ったのかなどの過去データを参考にして業務を進めるなどは良くあるご要望です。

過去データの主な参照方法として、以下の３つがあります。

① 旧システムをデータ参照専用として使用する
② 新システムにデータを取込んで参照機能を追加する
③ 新システムにデータを移行する

①の場合、データの取込みや移行は必要ありませんが、旧システムのハードやソフトのサポートが継続できるのか、継続できない場合、壊れたら参照できなくなってしまっても問題ないか検討が必要です。

②の場合、旧システムにデータから取り出す必要があるのと、新システムに参照用の機能を追加する必要があるため、そこに追加コストが発生します。

③の場合、旧システムから取り出したデータを新システム様に変換する必要があるため、そこに追加コストが発生します。各マスターやデータ構造が大きく異なる場合はコストが大きくなってしまいます。

過去のデータはいずれは必要なくなるので、コストを掛けすぎないベストな方法をご検討ください。