2018年03月30日 スタッフブログ 清水 開発
こんにちは、開発の清水(和)です。
3年程前に他社製システムからトウサイでシステムを刷新していただいた
製本工場のお客様を久しぶりに訪問して参りました。
今回は作業現場にタブレットPCを導入して、各工程の進捗管理に活用していらっしゃる事例の
ご紹介です。
◆お客様が困っていたこと
①出版社から納期の問い合わせを受けてもすぐに返答できない。
→事務担当者が現場担当者に問合せ ⇒ 責任者に折り返し連絡の順で情報を確認していました。
②製品の品質管理がアナログだった。
→製本工場で一番怖いのは、落丁・乱丁がそのまま書店に出回ってしまうことです。
こうした事故を製本段階のなるべく早いタイミングで防ぐことが課題でした。
◆このように解決しました
①製本作業がどの工程(折加工、断裁、バインダなど)まで、何部数進行しているか
システム上で把握できるようになり、おおまかな納期がすぐ判るようになりました。
②各工程の数量の差異(折丁の残紙数など)を比較することで早めに異常に気づくことが
できるようになりました。
なお、タブレットPCの入力はタッチパネルからボタン選択だけで行えるようになっています。
(マウスとキーボードが不要)
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電子書籍も便利だと思いますが、私はやはり手に取って読む本が好きです。
(気に入った書籍は紙の本で手元に置いておきたいタイプです)
こちらのお客様にご縁をいただき、一冊の本が出来上がるまでにたくさんの人の手を経ていく課程を
垣間見ることができました。
これからもたくさんの本を世に送り出していかれることでしょう。