スタッフブログ

平川です。
 
新型コロナウィルスの感染者数が日に日に増えてきていますね。
テレワークや時差通勤などの感染防止策はまだまだ続ける必要がありそうです。
 
 
さて、今回は弊社ユーザー様からの、この状況下でご相談頂いた内容と
その対応についてご紹介したいと思います。
 
 
ご相談頂いたのはエステティック業のお客様で、東京と横浜にそれぞれ店舗と
事務所があり、両拠点にVPN環境を構築してPCできる蔵をご使用いただいております。
感染拡大の状況を受けて東京店舗を休みにする日が増えたため、横浜事務所で業務を
行うのに誰もいない東京店舗内のPCを起動することはできないか、とのご相談でした。
 
 

 
 
遠隔地のPCの起動と言えばWake On LANが一般的でしょうか。
幸いYAMAHAルーターを使用してのVPN環境が構築済みでしたので、この製品が提供する
「カスタムGUIによるWake On LAN機能」を利用することができました。
 
YAMAHA設定例集「Wake On LAN」
https://network.yamaha.com/setting/router_firewall/custom_gui/wol-rtx1200/
 
 
URLを参考に以下のような設定を行います。それほど難しくありません。
・ルーター(C)にWake On LAN用ユーザーを追加
・ルーター(C)にWake On LAN用のカスタムGUIを追加
・PC(B)のWake On LAN起動を有効に
 
 
設定が終わるとこんな手順で使用できます。
・PC(A)からルーター(C)にログイン
・Wake On LAN管理画面から対象PC(B)のMACアドレスを指定
・ルーター(C)からPC(B)にMagic Packetを送信
・Magic Packetを受信したPC(B)が起動
 
 
無事起動できればPC(B)の共有フォルダにアクセスしたり
リモート操作ができるようになります。
 
 
自宅から会社のPCを起動する、なんてことも出来そうですね。